公家芋

erikosama2006-09-10

 公家芋本舗http://www.kugeimo.jp/
わりと、新しい名物です。昔は無かったな。
要するにさつまいものきんつばです。本店は北山だけど、嵐山、奈良三条、東山にも店舗あり。


 砂糖を使わない、芋の自然な甘さです。
昔から、「いもたこなんきん」と申しまして、女の好きな食べ物があげられていますが、私は別に嫌いじゃないけど、そんな特別好きでもないです、さつまいもは。でも、この公家芋は、傑作どす。(←京都弁使ってみました)

 で、食べるなら、出来立ての温かいのを。お土産として持ち帰りもできますが、食べる直前に温めた方が美味いです。

 東山や嵐山を歩く時は、食堂とか入る時間が勿体ないので、この公家芋や、その辺のもんをテイクアウトして、歩き食いしながらひたすら歩く。歩くの好きやし、人が多い時って、どこの店も混んでるし、混んでる店に一人って、非常に入りにくい。


 素材の持つ自然の甘味を生かした温かい芋のきんつば。だから、後にひかない甘さなんですね。甘いの苦手な方でもいけるんじゃないかな。
 京都の和菓子って、そういうのが多いです。後にひかない甘さ。ベタっとしてない、甘党じゃない人でも受け入れられる甘さのものが。それこそが、繊細な甘さというのでしょうか。だからこそ万人に受け入れやすい。

 公家芋は、比較的新しいけど、京都の和菓子文化ってのは、凄いですよ。もともと皇室や貴族に競って出していたという歴史とプライドがありますからね。
 だからこそ、新しいものをどんどん取り入れて、挑戦し続け、遊び心がある。和菓子に関しては、京都が日本一だと思うなぁ。

 進化し続けてこその、和菓子だから。