京をんな

erikosama2006-09-01

 なんとなくなんだけど。
 自分がどういう人間になりたいのか、自分の手の届く範囲で見えてきたような感じがする。

 わりと今まで、考えることもなく、とりあえず生きる為に人の2倍ぐらいの勢いで突っ走ってきたからよ。
 で、念願叶って京都に再度出てこれて、さあこれからどないしょうって一瞬悩んじゃったりもしたけど、ああ、そうかっ、自分はこういうことを目指せばええのかって。

 どういう人間になりたいのかと言うと、「京をんな」です。

 別に京都に嫁ぎたいわけでも、京都に永住したいわけでもないけど。

 なんとなく、「京をんな」みたいに、「日本の中心は、京都どすえぇ〜」ってな感じになりたいなぁ、と。

 人を不愉快にしない、自己中心的さ、みたいなもんかなぁ。
 プラス方向での、自己中心的さ、わがままさ。
 出来たら、人も自分も幸せになれる形で。


 写真は、嵯峨野。
 
 意味はないけど、竹林の写真、何枚かあるから。綺麗だし。

本田味噌の「一わんみそ汁」

 いやー美味かったよ。いえね、さっき晩飯食ったんとこなんですが、ちょっち環境の思いもよらぬ変化とかで、全然自炊をしてないんですが、だからと言って外食は金かかるし、近所のスーパーが夕方に値引きするから、何か買って帰って食べてるんですよ。

 今日の晩飯は、ちょっとリッチに寿司の盛り合わせ(巻き寿司だけど。3割引で280円だけど)。
 ああ、そうだ、冷蔵庫にアレが一つ残ってたなーって思って、米食にしたのでした。

 アレですよ、アレ。これこれ。
 本田味噌の「一わん味噌汁」http://www.honda-miso.co.jp/order/order2.html
本田味噌って、味噌屋さんは、老舗の有名店で、京都のデパ地下なら大抵、店出してるんです。京都の老舗って聞いただけで、なんかぁ〜敷居が高そぉ〜って、思った、あなた、そこのあなた!(私ですよ)

 ほんで、この本田味噌さんが、もっと手軽に味噌汁を楽しめるようにって、考え出されたのが、この「一わん味噌汁」です。
 最中の中に、味噌と具が入ってるんですよ。お椀の中に最中を入れてお湯を注いで、箸で最中をちょっちょっとつついて、そうして中の具と味噌が出てきて味噌汁の出来上がりなんですよ。

 お値段もお手軽だし、簡単で、インスタントで京都老舗の味噌の味が楽しめますのよ。

 
 美味かった、、、、、、、


 疲れた脳と、慣れないヒールで浮腫んだ足を癒してくれました。やっぱり味噌汁は美味い。不味くて薄すぎる味噌汁は嫌いだけど、美味い味噌汁は、人生の必需品ですわね。

 写真撮る前に、食っちまったから、写真ないや。

 まんまるの最中(具によって色が違う)に入ってるってのも、ビジュアル的に可愛いのです。
 今週末でも、市内のデパ地下に行って、一わん味噌汁じゃなくって、本田味噌の普通の味噌買ってきて、来週からは真面目に自炊をしようかしら。毎日、味噌汁作ってさ。

 老舗の味っていうと、高そうに思われるかも知れませんが、多少スーパーの品物より割高でも、所詮一人暮らしで、そんなたくさん消費するわけじゃないし、調味料ぐらいは、ちょっとばかり贅沢しようかしらと思うのです。

 その為に、昼飯と晩飯は、出きるだけ300円以内に、、、、、、つーか、自炊しろよって。

今は亡き 「若王子」

erikosama2006-08-29

 大切な空間が消えていく。好きなものが、消えていく。
 ずっとそこに存在して、私を待っていてくれて、受け入れてくれると思い込んでいた空間が、蝋燭の火のようにいつのまにやら音も立てずひっそりと、消える。


 哲学の道、若王子(にゃくおうじ、と読みます)神社近くの喫茶店「若王子」。哲学の道を歩くと疎水とは反対向きの方向のうっそうとした木立の中に風に揺られる風見鶏が目印だった。道から下へ降りるとおとぎ話のいばら姫の館のようなまるで生きているかのような緑に囲まれて門にたどり着く。
 緑と日の光の色が鮮やかな空間で飲む珈琲には、必ず手作りの菓子がサービスで添えられていた。

 ここを経営しておられたのは俳優の栗塚旭氏で、私は詳しくは存じ上げないのだけれども、彼の大ファンという女性を案内して感激された事を覚えている。

 おとぎ話のような洋館の目印は風にくるくると舞う風見鶏。

 そして、数年ぶりに訪ねてみると風見鶏は動かなくなっていた。

 私の知らないうちにお店は、閉じられていた。

 先日哲学の道を歩くそぞろに探してみれば、木立の中から動かない色の変わった風見鶏。閉まるまでに、もう一度行くべきだったと激しく後悔してみてもあとの祭り。永遠にお前を受け入れてくれる場所など存在しない事を忘れてはいけない、だからこそ待つのではなく、自分から行くべきなのだと痛いぐらいに射るような目を空に向ける風見鶏。

 動かない錆びた色の風見鶏は、ただ空を見ている。

豆腐が好きなんです

erikosama2006-08-27

 「京都の豆腐」が、特に美味しいかどうかは、判断つきませんが、豆腐文化が発達してるっていうのは、すばらしい。

 写真は、嵐山から嵯峨野行く時の、嵯峨野の入り口にあるお店の、冷奴。
 外で、ベンチ座ったり、立ったままで、冷奴食うのです。湯豆腐も、ゴマ豆腐もあるよ。

 いざ、これから嵯峨野めぐり。嵯峨野の入り口で、屋外で、冷奴を、食べる。外で、食う冷奴が、こんなに美味いとは。

 豆腐は、女体を連想させる。
 白くて、滑らかで。

 だから、こう豆腐を箸で崩して食す時、なんだか蹂躙しているような、いけない、でも、いい、そんな気持ちになる。

 ゴマ豆腐の、あのモチモチ感なんて、モロ女体やって。

円山公園 「長楽館」

erikosama2006-08-26

長楽館(PCで変換したら、凋落って出て,なんか嫌だな)http://www.chourakukan.co.jp/
明治時代のたばこ王の別荘だかで、初代総理大臣伊藤博文も訪れたことがあるとか。

ゴージャス!だ。いちいち。天井高いし、シャンデリアも立派。喫茶室も、レストランも、レディースホテルもあるし、このゴージャスな西洋趣味の館で披露宴も出来ます。
店員さん達も、よく教育されてますって感じで気がきくし、珈琲600円で、こんなシャレた空間で寛がせてもらっていいのかよ、スイマセンっていつも思うよ。

 昨日の「グルニエ」もそうなんだけど、「いいのよ、、ゆっくりして行って、、、うふっ。」って、自然にくつろがせてくれる店って、いいな。
 なんか、せかせかした店多いからさ、最近。「出したら、さっさとお金払って出ていってよ!後がつかえてるんだから!」って。


 優しくないよねぇ、そういうのって。優しくされたいのに。
 優しくされたいから、人は恋愛とかするんじゃないかなと思う。一方的じゃなくて、対等に、お互いが優しくできれば、いいのにねぇ。


 場所は円山公園の横にあります。祇園の枝垂桜を横目に見ながら南を向いて歩いて右側に豪勢な門があります。

 知らない人は、入りにくいだろうなー。だから、いいのか。京都の「いちげんさん、おことわり」じゃないけど、「敷居の高さ」っていうものが存在してもいいんじゃないの、と思うこともある。

 長楽館は外観が豪華で入りにくいけど、一度行けば、なんてことなく自分の空間に出来ますし。

 写真は、長楽館のトイレです。
 トイレまで、そこの店の趣味が徹底して行き届いてるのって、好きです。

哲学の道「グルニエ」

erikosama2006-08-25

 アホウのように炎天下の市内を歩きまくって、朝から寺でお勤めしたり、なんか修行僧のようです。めんどくさいんで、眼鏡をかけて気合の入らない服装で(私が外で眼鏡をかける時は、気合が入っていない時です。老けて見えるから人前でかけたくないし)そのクセ日焼け止め塗り捲って。

 何してんだか、自分でもよくわかんないです。わかんなくていいや。頭使うの嫌いだし。疲れるから。
 とにかく、歩いていたのです。

 哲学の道の霊鑑寺近くの、カフェ・グルニエ。すげー久々に来ました。で、一日20食限定のカレーを食う。
 特にカレー好きってわけじゃないけど、なんかカレーと、ソースもの(お好み焼きとか焼きそばとか)、ラーメンは、たまにとり憑かれる時が、あります。
 ほんで、グルニエのカレー、ええ感じの辛さで、牛肉もでかくて美味しかったです。

 なんか、催眠術にかけられてんじゃないかって思うぐらい、この店は落ち着く、、、、ずっとここに居たいって、思って、なんか離れられなかった。
 時の流れの止まったこの空間に、居たいって、切に思いました。
 
 本来、こういうアンティークな「女の子が好きそう」な、内装って、好きじゃないはずなのになー。あの店の雰囲気で、自分の中の「女の子」(←こっ恥ずかしいんだが)が、呼び覚まされたのか。三十路半ばにして、ようやく。世間は認めないかもしれないけど!

 そして、今、カレーを作りたい衝動にかられています。うちは父が、辛いものや酸味のあるものが苦手で、キムチも明太子も七味も辛子も駄目で、あとトマトソース系のものやスパイシーなものを作ると嫌がられたのです。キムチや明太子は、自分で勝手に食ってたけど、辛いカレーとか、トマトソース系のものって、自分のだけ作るってのは、ま、ちょっと、何やと言われるから出来なかったし。パスタぐらいは、土曜の昼とかにしてたけどさ。トマト入れたカレーとか、文句言われたよ。

 しかしながら、私は、辛いものも酸味のあるものも好きだったのだ。

 辛いカレーが、作りたい、、、、。そう思うけど、材料買いにいくのがめんどうだし、明日明後日仕事で留守にするし、めんどくさいから作らない。
 ま、また後日の楽しみにするか。

京都タワー

erikosama2006-08-24

 京都駅の玄関口にございます京都タワーは、高さが130メートル、作られました年の京都市の人口が130万人だったことにちなんでおります。作られました年は、昭和35年(だったと思う。間違えてたらスマン←間違えてたら職業上アカンやろ)、東京オリンピックが開催されたた年でございます。ちょうど高さ100メートルのとこに展望台がございます。(展望台に行く料金、高いと思います。)

 この京都タワーが建てられました当時、京都の景観に相応しくないと反対の声も少なからずございまして(そんなら今の京都駅はどないやねんな、あの超近代的な建物は。一回、ガメラに壊されたけど←映画の中の話です。いや、あれはリアル過ぎて感動したよ)、近くに東本願寺がございますこともあり、「京都らしく」ロウソクの形を模したものを作ろうということになったのでございます。

 そのようにロウソクの形を模して作られており、通称「お東さん(東本願寺)のロウソク」と呼ばれております。

 ロウソクの形、ということで、マゾの方にも喜ばれております。京都駅に降り立った一部のマゾの方は、京都タワーを見て、ゾクゾク背筋に快感が走る方もおられるのではないでしょうか。
 ちなみに私は、ロウソクは苦手としております。低温ロウソクなら大丈夫と言われますが、低温ロウソクでも駄目でございました。

 しかしながら、私にはあれはロウソクというより、男性器に見えることがあるのです。あの展望台の部分が、カリで、、、。先細りすぎますけど。